9/12(火)離日から7日目。アクシデントや「やらかし」がたまりにたまったため備忘録として書いておこうと思う。
@成田)預け荷物はひとり一個で25キロ、2人で50キロまで。持ち込みは7キロで14キロまで。なのに私の持ち込み分は11キロ。夫6キロなので、3キロオーバー。カウンターのお姉さんいわく、「その3キロ分を預けるほうに移しなさい」。預け荷物は総計46キロで4キロ増やせるから、という。持ち込むトランクを回収しパカッと開け、私の洗面道具などをすくいあげ重さを量りにいく。4キロジャスト。よっしゃ!と思わず声が出る。「昔、ギリギリガールズ、とかいたよね」と私。夫は、まったくどうでもいいといった顔で「いたね~」。1キロぶん余裕ができたので、乗る前に娘所望のカステラを買う。
@シンガポール・チャンギ空港)日本からの空路はシンガポール航空のためトランジット。4時間ほどまったり過ごしたあと、荷物チェックなどを経て、無事アムステルダムへ、となるはずが、またまた私がつかまる。お姉さんが私の小トランクをパカッと開けて「このヘアトリートメント、200ミリリットルなんだけど。100までしか持ち込めないから捨てていい?」と足下のゴミ箱を指さす。やだやだ!それは結構高くて私のお気に入りなの!それでケアしないと髪の毛がぶわーってなるんだよ~と泣き落としにかかる。結局100mlの小さな空ボトルを持ってきてくれて「この中に入れて」と。なんだ、あるじゃん。ぶちゅーっと入れて「空のやつ、もう一本、あったよね?」とねだるも、「ひとり一本までよ」と冷たい。じゃあ、こっちに100mlだから元の容器も100mlだから両方持って行っていいのでは?と尋ねるも「あのね、中身じゃないのよ。容器が問題なのっ!」と呆れられる。すみません。横で夫が「ママ、粘るねえ」と呆れたように笑った。
@フランス・トゥールーズ初日)3泊するので市内中央のマタビオ駅近くで利便性の高いアパートメントを借りた。3泊€194。チケットを取ってからすぐ予約したので今回の旅で一番安い。ひとり1泊5000円程度だ。いや、そんないいことばかりなのか?と言う不安は的中する。アパートが見つからない。Googleマップで「そこ」にいるのだが、目の前にあるのは古い建物で看板も何もない。夫に来たメールには「自転車置き場の角にキーボックスがある」と書かれているが、見当たらない。
すぐ近くで車の掃除をしていた男性と男の子に尋ねたが、英語が通じない。が、身振り手振りで「アパートが見つからないの」と訴えると、彼がメールにある問い合わせ先に電話してくれた。キーボックスは100mほど離れたところにあった。いや、普通わからんやろ!その日宿無しになることも覚悟した夫は大感激。日本から持参したキティーちゃんのピンバッジ(ラグビー日本代表オフィシャルグッズ)を、男性と男の子に渡した。男の子は「ジャポン!」と飛び上がって喜んでくれた。私は彼をハグし「メルシー!」と何度も感謝を伝えた。
私も2人に何かお礼をと考えていた。小トランクにはそのうちお会いするビジャレアルのスタッフや佐伯さんに渡す予定のお菓子がある。だが、お菓子が減るのも困る。どうしようと一瞬悩んでいたので、夫のファインプレーに心から感謝した。しかも、ケチらず2個渡した!素晴らしい。彼らと写真を撮らなかったことを悔いる。
@トゥールーズ3日目)前日のジャパンの健闘に心身とも熱くなったのか。夫が発熱。丸一日を部屋で休養に充てる。現在4日目朝。40度が36度9分まで下がる。コロナなのかインフルなのか。熱があるだけで他の症状はない。カロナールしか飲んでいないのにこの回復ぶりは素晴らしい。食事は日本から持参したカップヌードルでつないだ。非常食ね!といって持ってきたのにもう4個食べてしまった。とにかく今日、モンペリエまで行かねばならぬ。12時45分発の欧州鉄道。今日からフリーパスを使う。すでに特急を予約済みである。不安だが、夫の状況をにらみつつ移動する。神様、どうぞ我らにご加護を。