VOL2「真珠の首飾りの娘」
@オランダ デン・ハーグ2日目。9/8金曜日の朝を迎えた。
昨日、現地時間6時50分、定刻より30分ほど早めにアムステルダムのスキポール空港に到着。仕事を休み迎えに来てくれた娘と合流し、彼女が住むデン・ハーグのホテルにチェックイン。運河のほとりのカフェでひと休みした後、すぐ近くにあるマウリッツハウス王立美術館へ。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(1665年)などさまざまな名画を鑑賞した。
2階建て、15の部屋に分かれていて、そこを順路自由に巡れる。多くの部屋には真ん中に大きな円形ソファーがあり、座って眺めることもできるのだ。特に絵画に詳しいわけではないけれど、あんなにゆったりと深く絵を眺めたのは20代でバックパッカーした際に訪ねたパリのオルセー美術館以来だったかも。平日にかかわらず多くの人々で賑わっていたけれど、日本人は私たちだけだったかと思う。この美術館の近くに住む娘はオランダ国内すべての美術館に行ける年間フリーパスを持っている。いいものをたくさん観てほしい。
さて、美術館の後はトラムで海岸へ。娘おすすめの海鮮レストラン「SIMONIS」でランチ。ロブスターのスープ、ムール貝のワイン蒸しまどどれも最高だった。夕方からは、娘のフットサル練習を見学。所属するサッカークラブの仲間ニーナから「私が所属するフットサルチームにぜひ入って!」と誘われているという。
ニーナから「パパとママも来て」と車に乗せられ行った場所がDSVPという市内にあるサッカークラブ。体育館以外にも青々とした芝のサッカー場が広がっていた。ぱっと見ただけで10面以上あっただろうか。トップチームから少年まで、女子もある。クラブハウスの前には駐車場と駐輪場、それに子どもが遊べる小さな公園があって、ブランコなどの遊具がいっぱいあった。
練習後。娘が「ちょっと待ってて。みんなとクラブハウスで過ごしてくるから」という。ミーティング?と尋ねたら「違う違う。オランダは、何か飲んだりしてみんなでおしゃべりするまでがサッカーなの」
ヨーロッパ初日。この言葉が、フェルメールと同じくらい印象に残った。